協働視察プロジェクトについて
2013年5月、私たちNPO法人ドネルモとNPO法人アカツキは、
"しごとが生まれるコミュニティ"から学ぶ〜ソンミサン・マウル協働視察プロジェクトを通して、
「マウル」という言葉が「暮らしの中での問題点を巡り、ともに話し合い、
個々人が持つ才能を分かち合う互助的なネットワーク」という意味を持つことを知りました。
今回の視察プロジェクトでは更にその学びを具体化するため、再び韓国へ赴き、
それらの取り組みを支援する3ヶ所の視察先を訪問し、
社会を描く市民活動の最前線から福岡のこれからを形づくる知見を
報告会および報告書によって、広く共有しました。
3つの視点
私たちは本視察で得た知見を、自分たちが福岡で行っている
「コミュニティデザイン」や「ファンドレイジング」といった仕事上の課題に関連づけながら、
その一方で韓国独自の社会背景も勘案しつつ、日本で実践可能なかたちへと翻案しました。
特に以下の3つの視点を視察のベースにおいています。
お金の流れ
大きな施策としての資金循環と
現場で体系化された調達の手法
コミュニティ形成
起業家や支援者、住民同士など
つながりを広く・深くしていく仕掛け
評価手法
支援決定の要因となる観点(入口)や
事業の成果を測る基準(出口)
視察スケジュール
2014.09.30(Tue)
韓国最大の市民シンクタンクNPOとして、ボトムアップ型で政策に大きな影響を与える「希望制作所」を訪問しました。
2014.10.01(Wed)
ソンミサン・マウルに代表される住民主導による自発的な地域づくりモデルの移転に取り組む「マウル総合支援センター」を訪問しました。
視察メンバー
- ドネルモ
代表理事
山内 泰 - ドネルモ
事務局長
宮田 智史 - ドネルモ
理事
平岡 大典 - アカツキ
代表理事
永田 賢介 - アカツキ
事務局長
松島 拓 - アカツキ
理事
原口 ゆい - アカツキ
インターン
仲野 美穂 - 九州大学
大学院博士課程
孔 英珠 - 京都嵯峨芸術大学
非常勤講師
中居 真理
- 桑山 篤(NPO法人ドネルモ)
- 馬男木 幸子(社会福祉法人福岡市社会福祉協議会)
- 池本 桂子(NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会)
- 岡本 豊(株式会社からくりもの)
協力
- 佐々木 喜美代(NPO法人アジアン・エイジング・ビジネスセンター上席研究員)
- 南 伸太郎(公益財団法人九州経済調査協会 研究主査)
- 田中 沙季(公益財団法人九州経済調査協会 調査役)
- 原口 尚子(公益財団法人九州経済調査協会)
通訳
- KIM MYONGKWON(株式会社谷川建設韓国支社)
校正
- 笹野 正和(NPO法人ドネルモ)
特別協力
- 桔川 純子(NPO法人日本希望製作所 副理事長)
運営団体
私たちは、「文化」が息づく社会を目指しています。
ここでいう「文化」は、自分たちの手で、
《あったらいいなあ》と思うコミュニティやしくみを
生み出していく営みのことです。
私たちは、そんな社会の実現をテーマに活動しています。
「持ち寄って働く、寄り合って暮らす。
それぞれの『私たち』に拓かれた社会へ。」
ファンドレイジング(寄付集め)を中心とした、
NPO支援を仕事にしています。NPO法人という仕組みには、
コミュニティをリ・デザインしていく力があると思っています。