協働視察プロジェクトについて
昨年度、私たちNPO法人ドネルモとNPO法人アカツキは、
"しごとが生まれるコミュニティ"から学ぶ〜ソンミサン・マウル協働視察プロジェクトを通して、
私たちは「マウル」という言葉が、「暮らしの中での問題点を巡り、ともに話し合い、
個々人が持つ才能を分かち合う互助的なネットワーク」という意味を持つことを知りました。
韓国でマウルへの関心が高まる背景には、経済発展と都市化の代償として、
コミュニティの崩壊やQOLの低下が深刻な社会問題となっている現状があります。
これに対し、ソウル市長のパク・ウォンスン氏は、コミュニティ再生を中核政策に掲げ、
住民主導のマウル事業を支援する施策を展開。その成果が評価され、今年再選を果たしました。
そこで今回の視察先では、施策の中心を担うソウル特別市マウル共同体総合支援センターと
代表的な市民シンクタンクNPO「希望製作所」(パク氏が元代表)をメインの視察先とし、
福岡で『私たち』の社会を描くための独自の知見を見出してきました。